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インプラントの上部構造、特にセラミックの歯はすり減ることがない。
徐々に天然歯がすり減っていくうちに、だんだんとインプラントの部分の当たりが強くなり、しまいにはインプラントの部分でしか噛まないようになってしまう。
人の噛む力は約60に昭。
普通はこれを、28本の歯、42本の根で支えている。
これを数本のインプラントで支える事態になってしまったら、過重負担になってしまうことは火を見るより明らかだ。
過重負担によりインプラントと骨の結合が崩されると、まずグラつき始め、それによって生じた隙間に歯周病菌が入り込むことによって、インプラント周囲炎を誘発してしまう。
そして、レントゲン写真。
レントゲン写真からインプラント周囲の骨の状態を把握することができる。
定期的に変化がないかどうか、チェックすることで急激な変化が起こる前に手を打つことができる。
いろいろな歯医者のホームページを見ていると、まことしやかに姿勢がどうの、あるいは、寝るときはどっち向きで寝るか、頬杖をつく習慣はないかと真顔で聞いている歯医者がいる。
まったく何の根拠もない。
四六時中逆立ちでもしているというならいざ知らず、猫背や左右どちらかに重心が偏っているなどというのは、何の問題にもならない。
そもそも重心が完全にど真ん中にある人なんてほとんどいない。
ましてや、寝相だ、頬杖だなどというのは、もはやただのこじつけとしか思えない。
頬杖をするのとしないのとで、インプラントの持ちがどのくらい違うと統計が出ているのだろうか。
インプラントに何かあったら、患者のせいだと理由をあれこれつけたいだけだろう。
そういう風にインプラントをする前から逃げを考えてるような歯医者には決して近づかないでほしい。
患者が自分でできることは、日々の手入れしかない。
しかし、これだけではどうしても完璧とは言えない。
日々の手入れと歯科医院での定期健診が必要だ。
安い値段だけで気軽にインプラントと考える前に、メインテナンスにしっかりと力を入れている歯科医院を選ぶことがインプラントを長持ちさせる最大の秘訣である。
インプラント手術は歯科医院にとって大きな収入となるので積極的に勧めてくるが、それに比べるとメインテナンスは、高くてもせいぜい4、5千円程度。
ついつい売り上げの大きい方に目がいくのであろう。
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